プロジェクトの詳細
内容の説明
Outline of Research at the Start
重篤な神経性やせ症の入院治療に適応可能なセルフヘルプ遠隔認知行動療法は未だ開発されていない。本研究では、これまでの研究成果を発展させて、より重篤で入院中の神経性やせ症の患者のためのセルフヘルプ遠隔認知行動療法を開発し、その有効性を前向きのランダム化比較試験で検討する。さらに、治療前後にMRIを撮像することで、神経性やせ症に対するセルフヘルプ遠隔認知行動療法の治療メカニズムを明らかにする。これまでに解決できなかった社会問題に対する解決法を提案しており、加えてこれまでの学術の体系や方向を大きく変革・転換させる潜在性を秘めているため、挑戦的研究として極めて意義が深い。Outline of Annual Research Achievements
重篤な神経性やせ症(AN)患者に対して、退院後の再入院予防を目的としたガイド付きインターネット認知行動療法(ICBT)を導入する。本研究で対象とするような重篤なAN患者に適用可能なICBTプログラムは、現時点では十分に開発されておらず、その有効性を示すエビデンスも限られている。本研究では、これまでに開発・検証してきたICBTプログラムを基盤とし、重篤な症状を有し入院治療を受けているAN患者が、入院後期から退院後の外来移行期にかけて継続的に活用できる形式へと改良し、その有効性を検討することを目的としている。今年度は、プログラムの改良に向けて、重篤なAN患者に特有のニーズを明らかにするための文献レビューを実施した。先行研究の知見を踏まえ、治療要素の再構成を行い、共同研究者との議論を重ねながら、既存プログラムの構成および内容について詳細な見直しを進めた。その結果、退院前から患者が取り組みやすいインターフェースと治療要素に関する具体的な改善案を得るに至った。本研究は、重篤なAN患者に対する新たな心理社会的介入手段の確立を目指すものであり、入院中から介入を開始することによって、退院後の再発・再入院の予防につながる実用的かつ持続可能な支援モデルとしての社会実装が期待される。
| ステータス | アクティブ |
|---|---|
| 有効開始/終了日 | 28/06/24 → 31/03/27 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,500,000